いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。
世間一般ではゴールデンウィークに突入します。多いところでは10連休なんて話もありますね。この時期になると厄介なやつがやってきます。そうです。五月病です。
今回は連休前にその五月病について知り、対策を頭に入れた上で楽しい連休を過ごしましょう。
五月病とは?
そもそも五月病とは何かご存じですか?
新年度の4月には入学や就職、異動、一人暮らしなど新しい環境への期待があり、やる気があるものの、その環境に適応できないでいると人によってはうつ病に似た症状がしばしば5月のゴールデンウィーク明け頃から起こることが多いためこの名称がある。(Wikipediaより)
言うまでもないと思いますが、「五月病」というのは正式な病名ではありません。適応障害、うつ病、パーソナル障害、発達障害、パニック障害、不眠症などに分類されます。
この五月病の症状として代表的な症状は以下の通りです
・体がだるい、疲れやすい
・なんとなく気分が落ち込む
・仕事などに集中できない
・寝れない
・やる気が出ない など
五月病の原因
五月病とはどんなものか、改めて理解できましたでしょうか?次は原因についてお伝えします。
原因は、上記のような環境の変化によるストレスが多く、慣れない環境での身体的疲労も拍車を掛けます。
併せて五月病になりやすい人の特徴もお伝えしておきます。
・几帳面、真面目
・責任感が強く、一人で抱え込む
・おとなしく自分の意見を言えない
・完璧主義者
これらに当てはまる人は特に注意が必要です
五月病対策
それでは五月病の対策について考えていきましょう。
原因の多くはストレスだとお伝えしました。しかしながらストレスをなくすことは不可能なので、そのストレスに対して対策を行うと言う考え方をしましょう。
時間管理をうまく行う
これは主に仕事面での対策になります。
しなければいけないこと(タスクリスト)を作り、優先順位を決めて行ってください。細かく作らなくて大丈夫です。箇条書きで書き出すといった簡単なもので構いません。
午後よりも午前の方が頭の働きも良くスムーズに進めやすいので、気の進まない仕事(特に重要な仕事)は午前中に片付けるのがオススメです。
そして45〜50分ぐらい集中したら10分ほど休憩をとりましょう。人間の集中力は長く持ちません。休憩はこまめにとる方が逆に効率が上がることが多いのです。
(小~高校の授業が50分単位なのはこの為)
そして、その休憩の時に軽く運動(ストレッチなど)をするのがベストです。全身にうまく血流を流し、脳を活性化させましょう
ストレスとなる問題を整理する
ストレスとなっている問題は頭の中で整理されていないことがほとんどです。その為、そのストレスを抱えている方は解決策が見つけられていません。どれだけ考えてもまとまらないし、解決にはならないのです。
まずはその問題を整理するために1日の最後にその日の出来事(ストレスに感じたこと)を書き出してみましょう。頭の中ではうまく整理できなくても、書き出すことで問題の整理がつきやすくなります。
生活の中に軽い運動を取り入れる
ウォーキング、ストレッチなど意識して軽い運動を行いましょう。
運動をすることで血流が良くなり、脳が活性化されます。さらにセロトニンという抗ストレス物質が体内で生成され、それによりストレス耐性が上がり、ストレスの解消になります。
カフェイン、アルコールの過剰摂取は控える
集中力を上げようとコーヒーや栄養ドリンクを飲んだりするかと思います。その成分の多くはカフェインであり、カフェインを摂取すると体が興奮し、集中力が上がった感じがしたり、疲れが取れる感じがしますが、カフェインが切れると摂取前に戻ります。なので逆に辛くなることもあるでしょう。
アルコールも適量なら問題ありませんが、やけ酒やストレス発散のように深酒になると逆にストレスを溜めてしまうことがほとんどです。また、眠れたとしても質の悪い睡眠となり、結局脳も体も癒されません。
カフェインとアルコールはどちらも依存性がありますので、注意が必要です。適量なら問題ありませんので、うまく利用すると良いでしょう。
この対策以外にも、脳内の感情と腸内環境の研究結果が最近出ています。腸内環境(腸内細菌・腸内フローラ)が良いとストレスに対しての耐性も上がるというデータも出ているそうです。
まとめ
いかがでしたか?
五月病になりやすい人の特徴にもありますが、真面目な人や完璧主義者の人に一つだけ注意喚起をしておきます。
上記の対策を真面目に取り組もうとしないでください。なぜなら、「五月病にならないためにこれをしよう!」と意気込みすぎることがストレスになるからです。健康オタクほど、体を壊しやすいと言うのも業界では有名な話です。
真面目な人、完璧主義者の人は肩の力を抜いて、逆に不真面目になろうとするのも良いかもしれませんね。何事もほどほどに、考えすぎず、気楽に行きましょう!