事務局通信

自律神経を整える3つの習慣

いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。

これまで自律神経の仕組みや乱れについてお伝えして来ました。今回は一般的な自律神経の整える3つの習慣についてお伝えします。

日々の小さな積み重ねで自律神経は乱れます。では自律神経が乱れないようにどういった生活をしていけば良いのか?当たり前のことかもしれませんが、自律神経の乱れでお悩みの方は参考にしてみてください。

朝起きたら朝日を浴びて、日中に活動する

朝起きたらカーテンを開けたり、少し外に出て日光を浴びましょう。そうすることで脳内からセロトニンという神経伝達物質が分泌され、体内時計がリセットされます。そうなると自律神経が正常に活動し、昼間は交感神経、夜に副交感神経が優位になります。さらに日中にしっかり動くことにより、夜になるとより副交感神経が働くようになります。

ちなみにセロトニンには精神を安定させ、心の安定や平常心、頭の回転をよくする働きもあります。それによってストレスに対する心も養われます。

軽めの運動をする

どのような運動でも構いませんが、やり終えた後の達成感や気持ちよさを得られることが大事です。ただ、この達成感や気持ちよさを味わえるのは心身ともに正常な方だけです。
脳が疲れていたり自律神経が乱れているとこれらを味わえませんし、そもそも運動する気にさえなりません。

また、自律神経を整えよう!と無理に激しい運動を行うと心臓や血管に負担がかかるため逆効果になる恐れがあります。

ですのでまずは軽めの運動から始めましょう。ジョギングやランニングではなく、ウォーキングがオススメです。ヨガやピラティのようなゆったりしたエクササイズも良いでしょう。

強度の高い運動は交感神経が優位になり、強度の低い運動は副交感神経が優位になるという報告もあり、安静時より副交感神経が優位になるというデータも残されています。

自律神経が乱れている人の多くは交感神経優位です。なのでまずは強度の低い、軽めの運動で副交感神経を優位にし、自律神経を整えましょう。

寝る前はスマホを見ない

今の時代によくあるパターンです。

スマホのブルーライトや電磁波によって自律神経の乱れや不眠の原因になると言われています。
ブルーライトは朝日に含まれる成分で、覚醒と交感神経の活動を促します。これはカフェインと同じような作用なので、寝ながらコーヒーを飲んでいるようなものです。ゆっくり体を休めたいときに交感神経が優位になっては睡眠も取れません。

スマホから出ている電磁波も人体に影響を与えると言われています。人間の体は脳からの電気信号で動いています。電磁波がそれらを邪魔するようです。なので寝るときはできれば枕元から少し離れたところにおいた方が良いでしょう。

余談ですが、ウトウトしながらスマホを見ていて、顔の上にスマホを落としたことってないですか?あれめちゃくちゃ痛いですよね。痛みと怒りで交感神経が働きますし、シンプルに目が覚めるのでそういう意味でもオススメはしません笑

まとめ

今回は3つの整え方をお伝えしました。まだ他にもありますが、たくさん情報を得たところで、逆に「何からすれば?」と迷いが生じて何もできなくなります。

まずは上記の3つ、

・早起きして朝日を浴びる

・軽めの運動をする

・夜はスマホを見ない

ここから始めてみましょう。この習慣が身につけばきっと体に何かしらの変化が生まれると思います。