事務局通信

誰でもできる、冬の不調を防ぐ方法

いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。
大寒波が来てますね。暦の上では大寒(1月20日〜2月3日ごろ)と言って、一年で寒さが最も厳しくなる季節です。まさに大寒らしい今日この頃です。

さて今回は冬の寒さに関する不調とその予防法についてお伝えしていきます。

一年で最も寒い季節、大寒(だいかん)

大寒は一年で最も寒い時期で、シベリア方面から日本付近の上空に強い寒気が流れ込んで、冬型の気圧配置が強まってきます。
そうなると日本海側で大雪がふり、雪による被害が発生することがあるのです。

このように寒気が流れ込んだ状態が続くと厳しい寒さが続き、体への負担が大きくなるのです。
この場合の体への負担というのは、身体だけではなく、心に対しても負担がかかるということで、心身ともに負担がかかってくるのです。

それではこの心身への負担からくる不調について見ていきましょう。

寒さによるストレス

「寒さ」や「冷え」は心にとてもストレスを与えます。これを冷感ストレスと言います。
この冷感ストレスが溜まってくると、当然自律神経も乱れてきます

寒さが続くと筋肉が硬直・緊張する上に、冷感ストレスによって交感神経優位となり、さらに緊張を高めてしまいます。いわゆる「体がガチガチの状態」になるのです。

そうなってくると、血液の循環も悪くなります。血液は必要な栄養を運んだり老廃物を掃き出す働きと同時に、熱を運ぶ役割もあります。
しかし血の流れが悪ければ、この熱産生も非効率になり、結果的に体が冷え、またさらに緊張を高めるという悪循環に陥ります。

頭痛やめまいが増える?

体の緊張が高まることはわかりました。では具体的にどのような不調が生まれるのでしょうか?
血の流れが悪く、体が緊張すると肩こりや首こりが多くなってきます。夏よりも着衣量が増え、首・肩にかかる衣服の重量がアップするのも一つの原因です。

この首こり・肩こりがさらに悪化することで、頭痛やめまいが発生しやすくなります
さらにいうと、大寒は低気圧が多く通過する季節になりますので、この気圧変化によって頭痛・めまいが促進されやすくなるのです。

低気圧によって体内の水分バランスが乱れます。この乱れによって血管が拡張し、神経が圧迫されて頭痛が生まれることもあるのです。
めまいも水分バランスが乱れることで引き起こされるものもあります。内耳のリンパ液が以上に増えて引き起こされることがあります。

このように寒さによる緊張に加えて、追い討ちのような低気圧によって頭痛・めまいが多く見られるのです。

最大の対策はとにかく防寒!

これらの症状はしっかりと防寒するだけでもかなり緩和されます。「寒さ」というストレスが減るだけでも体は楽になるのです。
さらにいうなら、高機能の防寒着を使用しましょう。

高機能の防寒着とは、非常に軽い上に暖かいと言ったものになります。衣服の重さも心身ともに負担を与えます。
最上級のものになれば、重さがシャツ一枚分ぐらいなのに、Tシャツの上に羽織るだけで風を通さずめちゃくちゃ暖かいといったものもあります。(しかしめちゃくちゃ高価です・・・)

そこまでのものを買いなさいとは言いませんが、もし長年同じ防寒着を着ているのであれば、見直してみると良いでしょう。たった3年前のものでも、今年の新作と比べると遥かに機能性が高かったりもします。

まとめ

外出しなくて良いのであれば、暖かい部屋に引き篭もるのが一番です笑
しかしそういうわけにもいかないと思いますので、外出の際にはとにかく防寒に努めましょう!防寒一つで不調が予防できるのであれば、とても簡単だと思いませんか?

寒い季節もあと少しです。寒さに負けず、健康な体で春を迎えられるようにしましょう!