事務局通信

不調の原因を深掘りすると自律神経に辿り着く

いつもご愛読ありがとうございます。
一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。

今回は不調の原因を深掘りすると自律神経に辿り着くのでは?ということについてお伝えしていきたいと思います。

自律神経の乱れによって様々な不調が起こります。逆に言うと、身の回りの不調の多くは自律神経の乱れが原因ということも少なくありません。

では実際に起こりうる症状を題材にしてお伝えしていきましょう。「病院などで検査をしてもらったが原因がわからない」というのを前提に読み進めてください。

自律神経の乱れで起こる代表的な不調、頭痛

頭痛には原因となっている病気がある頭痛と、原因の病気がない頭痛があります。今回は「病院などで検査をしてもらったが原因がわからない」というのが前提になりますので後者の頭痛になります。

その中でも最も多いのは緊張性頭痛、次に偏頭痛です。

これらは日常的に繰り返し起こる慢性頭痛になります。日本人の約4割が経験していると言われています。

原因の多くは肩や首の筋肉が張り、血行が悪くなることで起きることが多いです。また、前回記事でお伝えした気圧の変化なんかでも起こりうる症状です。

前回記事 【自律神経と気圧の関係】

「じゃあ原因は肩こりじゃん!」とつっこまれそうですが、その肩こりの原因はなんでしょう?

肩こりの原因も自律神経の乱れ

肩こりや首こりは筋肉の血流が悪くなり、ギュッとしまって縮こまることで発生します。自律神経が乱れはこの血流が悪くなる大きな要因の一つです。

自律神経には交感神経と副交感神経があるというお話を以前にしました。
参考記事 自律神経を知っていこう

このバランスが乱れ、交感神経が優位になると血管や神経が緊張状態になり、血流が悪くなるのです。交感神経優位になるということは、多くのストレスが関係してきます。

精神的なストレスでいうと、イライラしたりすると攻撃的な状態になります。
長時間同じ姿勢で行うデスクワークなんかもストレスの原因です。これが毎日だと精神的には慣れるでしょう。ただし、肉体的には許容できるダメージに限界がありますから、潜在的にキャパオーバーとなり、交感神経優位になり、血流不足が促進され、肩こりの悪化につながるのです。

元を正すと原因の多くは自律神経

今回のように頭痛の原因は肩こり→肩こりの原因は血流不足→血流不足の原因は自律神経の乱れといったように、深掘りしていくと原因が自律神経の乱れであることは多々あります。

その時の症状だけを緩和するのではなく、このように原因を深掘りして、症状を根本的に改善できるようにしていくことが大切です。

あなたが悩んでいる不調の原因も自律神経の乱れが原因かも知れません。