事務局通信

自律神経と気圧の関係

いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。
今回は自律神経と気圧の関係についてお伝えしましょう。

頭痛で天気予報ができる人が多い

「私、体調で天気予報ができるんです」という方。いらっしゃいませんか?自分では無理でも、周りを見渡せばそういった方が一人はいることでしょう。
実際に日本人の6割が天気による頭痛の自覚があるそうです。
雨が降る前、降っている時、台風、強風の時など、頭痛がしたり、ふらふら目眩がする方がとても多いのです。

実はこれ、自律神経に大いに関係があります。

低気圧による頭痛の仕組み

低気圧になると体は浮腫みがちで膨張してしまいます。人間は60~70%が水分でできており、地球も水の惑星です。

水が一つのキーワードとなります。

人体の水分には脳脊髄液というものがあります。これは脳と背骨の中を走っている体液になります。
脳と脊髄神経は脳脊髄液の中にぷかぷかと浮いている状態なのです。

この脳関髄液の働きとしては脳と脊髄に栄養を与えたり、外からの衝撃を守るなど非常に重要な役割を担っています。低気圧になるとこの脳脊髄液がうまく循環しにくくなるのです。脳脊髄液の循環が悪くなると体が浮腫み、神経が圧迫されます。

特に頭痛の場合、三叉神経という神経が圧迫されて頭痛を亢進させます。
この三叉神経というものは血管にまとわりついて走行しています。この血管と神経のバランスが崩れて偏頭痛が起こるのです。

頭痛が起きた時の対処法

では実際に頭痛が起きた時のセルフケアを簡単にお伝えしましょう。

写真のように後頭部を左右から挟み、キュッと摘みます。

写真ではモデルが子どもなので指で挟んでいますが、大人の場合は親指の付け根で挟みましょう。

そのまま5分ほど待つと循環が良くなり、一時的に対処できるようになります。

春が間近なこの季節ですが、まだまだ気圧が大きくなることが多いです。

頭痛で悩まされている方は、一度試してみてください。

あくまで一時的な対処なので、根本的に改善したい方はお近くの自律神経整体を受けられる当会認定院にご相談してみてください。