事務局通信

自律神経を整えて食欲の秋を迎えよう

いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会事務局の山下です。

夏の暑さも和らぎ、少しずつ秋の気配がしてきたのではないでしょうか?
前回記事で「秋バテ」についてお伝えしました。

その流れで、夏の暑さで薄れた食欲を、自律神経を整えてアップさせ、食欲の秋を迎えるためのお話をしたいと思います。

食欲がないのは自律神経の乱れ?

暑いから食べたくないというのは非常によくわかります。私も食が細い方ですから、「暑いからご飯なしで良いや」となっていました。(今は子どもがいる手前、欲しくなくても食べてます)
夏は暑いから食べたくないのはわかりますが、暑さが和らいでいても食欲が戻らない人はいませんか?
それは自律神経の乱れによる食欲不振の可能性があります。それでは詳しくお伝えして行きましょう。

交感神経が優位になると食欲が落ちる

内臓機能は副交感神経が支配しています。
自律神経は交感神経か、副交感神経のどちらかが働いて、もう一方はお休みをします。したがって、交感神経が働いているときに副交感神経も働くということはなく、交感神経が優位になっていれば副交感神経はお休みをします。
つまり、交感神経が優位な状況だと胃腸の働きは低下するのです。

胃腸の働きが低下すると・・・

胃腸が働かなくなると食事をしても消化が進まず、食欲不振・胃もたれ・胸焼け・便秘や下痢になる可能性があります。食べたものが消化されないとお腹は空きませんよね。お腹が空かないと当然食欲もわいてきません。
食欲がなくなると体を動かすエネルギーは当然足りませんから、倦怠感などに見舞われます。当然胃腸を動かすのにもエネルギーが必要ですから、エネルギー不足だとさらに胃腸不良が促進され負のスパイラルに陥ります。

胃腸不良も現代病の一つ

食欲不振の原因は胃腸不良であり、その胃腸不良は自律神経の乱れが原因です。ではその自律神経が乱れる原因はなんでしょう?
これまで様々な自律神経を乱れさせる要因をお伝えしてきました。その中でも最たるものがストレスです。このストレスによって自律神経が乱れ、胃腸不良を引き起こすのです。

ストレスの種類

「ストレス」と聞くと「精神的なストレス」が一番に頭に浮かぶのではないでしょうか?それもありますが、肉体的なストレスや環境的なストレスもあります。自分自身が気づいていないところで小さなストレスが積み重なって、体に不調をきたすのです。

自覚なしが一番危険

「僕は(私は)特にストレスは何もないから大丈夫」という方が一番危険です。
自分にストレスがないという方、夏の暑さは苦じゃなかったですか?日差しが眩しいと思ったことはありませんか?毎日当たり前になっていることでも、自覚なしに体にストレスを与えてきます。

ストレスがないという人はおそらくいないと思います。自覚のない方は、ストレスがあるということを自覚してください。自覚することで体は防御反応を取ってくれるのです。

ストレスを発散して食欲を取り戻す

話がそれましたので元に戻します。

自律神経の乱れによる食欲不振の原因はストレスです。そのストレスを発散すると食欲は徐々に戻ってくるでしょう。

ストレス発散に一番良いのは、やはり自分が好きなことをすることです。
大声を出したり、体を動かしたりすることがよく言われますが、それらがストレスになる人もいます。なので結局は自分が一番好きなことをしましょう。

それがとても疲れるものであっても、結果的にストレスが緩和され副交感神経が優位になり回復につながります。
動くことが好きな人は動けば良いし、寝ることが好きな人は開き直って一日中ゴロゴロしましょう。「仕事がストレス発散だ!」という人はお休みでも仕事をしちゃいましょう笑

注意としては「ストレスを発散しなきゃ」と思うことです。これがまたストレスになってしまいます。

ですので何も考えず、ただただ好きなことをして過ごす日を作り、しっかりとストレスを発散して、自律神経を整えましょう。
そうすることで自然と食欲も戻ってきて、秋の実りを美味しくいただける食欲の秋を楽しく過ごせることでしょう。