いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会事務局の山下です。
前回まではご案内をさせていただいておりました。たくさんの参加ご応募ありがとうございました!今回からはいつも通りコラムをお伝えしていきます。
だんだんと秋も深まり、気温も下がってきています。これからの季節で悩まされる冷え性については、以前の記事にて冷え性の恐ろしさや簡単な対策をお伝えしました。
それに付随して、今回は「悪寒戦慄」についてお伝えします。
悪寒戦慄とは
悪寒戦慄とは、何らかの理由で突然寒気・震えを感じることです。
寒気によって体がガタガタ震えることが特徴で、一般的には発熱の初期に起こります。暖かい布団に入っていたり、お風呂に入っていても寒気と震えが止まらない症状になります。
悪寒戦慄の原因
感染症や風邪による発熱の前兆として現れることが多く、一般的です。
悪寒戦慄は体温調節機能の乱れによって起こりうる症状で、そうなると当然自律神経が大きく関与してきます。
強いストレスによって自律神経が乱れたり、更年期世代ではホルモンバランスの乱れから、自律神経が司どる体温調節機能が狂って生じることもあります。
強いストレスを受け続けると交感神経優位になり、血管が収縮することで血流が悪くなります。血流が低下すれば当然その部分の温度は低下します。手足だけなら末端冷え性のような状態ですが、血流低下が全身に波及することで内臓の温度も低下し、体全体の体温が下がってしまいます。
体全体が冷えることで悪寒戦慄に繋がってくるのです。
体温が下がると当然免疫も弱くなり、風邪などの感染症にかかりやすくなることで、初期症状として悪寒戦慄が発症するというループに陥ることもあります。
悪寒戦慄が起きた時の対処法
1.体を温める
悪寒戦慄が出た後は発熱を起こすことがありますので、まずは安静にして体を休めましょう。
服を一枚多く着たり、部屋の温度を上げるなりして、なるべく冷たい外気を遮断し、暖かい空間で過ごすようにしてください。
2.体が温まるものを摂る
外からの寒さを塞いだ後は、体を中から温めましょう。自律神経が原因の場合は前述の通り、体内の冷えが原因です。そのためには暖かい食べ物や飲み物、生姜などの体が温まるスパイスの入ったものを摂取するようにしてください。
3.念のため病院へ受診する用意をする
悪寒戦慄は感染症による発熱前に現れやすいとお伝えしました。
今だと新型コロナウィルス感染症の疑いもありますし、これからインフルエンザも流行してきます。発熱前に病院へ行っても仕方ありませんので、発熱した場合にすぐに病院へ行けるように、行く病院を調べておいたり、保険証を探さなくても良いようにあらかじめ準備しておきましょう。
高熱が出てから色々と段取りをするのはしんどいですからね。悪寒戦慄が現れたら念の為そういった準備をしておきましょう
まとめ
寒い時期になると、感染症によるものか、ストレスによるものか判断がつきにくいと思います。
ある程度体を休めた上で、自分の体を観察し、自宅で療養するのか、病院へ行くべきなのか判断しましょう。