いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。
冬に近づくにつれて、空気も乾燥し、何かと肌トラブルが起きやすい季節になりました。
令和の時代ですから、スキンケアを行うのは女性だけではなく、きっと多くの男性も行っているでしょう。
今回はお肌と自律神経の関係についてお伝えしていきます。
自律神経と美容の関係
美容に気をつけているほとんどの方はお肌のケアをおこなったり、や食生活などに気をつけているかと思います。
その中で何人の人が自律神経にまで気を遣えているでしょうか?自律神経と美容には大きな関係があるのです。
寝不足による肌トラブル
自律神経がなんらかの原因で乱れてしまった場合、寝つきが悪かったり、眠りが浅い、朝起きれない、日中に眠くなるなど、睡眠についてのトラブルが発生することがあります。
眠りが浅くなると健康面はもちろんですが、肌荒れを起こしたり、むくみ、代謝の低下により太りやすくなったりします。
いくら肌のケアをしていても、自律神経が乱れていてはその効果が完全に発揮できません。
肌が生まれ変わるのは睡眠中
お肌をきれいに保つターンオーバーは睡眠中に活発化します。
正常なターンオーバー周期はやく六週間と言われていますが、寝不足が続くとそのサイクルは遅くなります。
そうなると古い角質はなくならず、新しい肌の再生も遅れるため肌荒れにつながるのです。
また、ターンオーバーを促しているのは成長ホルモンで、これもまた睡眠中に多く分泌されるものです。寝不足が続くと成長ホルモンの分泌が低下し、ターンオーバーサイクルを乱れさせるのです。
成長ホルモンは睡眠に入って3時間前後に分泌のピークを迎えます。ターンオーバーが活発に行われるのは22時から深夜2時までと言われています。
睡眠時間も大切ですが、いつ頃に寝るかも大事なのです。
ターンオーバーが活発な時間帯に成長ホルモン分泌のピークを持っていくために、夜ふかしは避け、22〜23時ごろには就寝するのがベストです。
イギリスで行われた実験
睡眠と美容の関係について、イギリスの寝具メーカーが実験を行いました。
同じ人に毎日8時間の睡眠と、6時間の睡眠を同じ日数とってもらい、肌の状態を見るというものでした。
その結果、8時間睡眠を数日続けた後、6時間睡眠の日を続けるとシワが45%、シミが13%も増えていたそうです。
もちろん個人差もありますし、日本人とイギリス人という違いもありますから、一概には言えません。それでも非常に興味深い結果だと思いませんか?
まとめ
肌トラブル=寝不足=自律神経の乱れという図式は理解できましたか?
仕事や育児で単純に睡眠時間が取れないという場合を除いて、眠りについてトラブルがある方は一度自律神経と向き合ってみるのも一つの手です。
睡眠不足は肌が荒れるだけでなく、大きなクマができたり、顔から生気が抜けて不健康そうに見える場合もあります。
本気で美容を考える場合、肌のケアはもちろん、自律神経までまとめてケアしていくようにしましょう!