いつもご愛読ありがとうございます。事務局の山下です。
これまで数回、自律神経についてお伝えしていきました。
ストレスにさらされた時、内臓がうまく働かなくなったり、眠れず体が休めなくなり、体調不良に陥るということは理解してもらえたと思います。
今回はその体調不良をもたらす、ストレスについて学んでいきましょう。
ストレスの種類
ストレスには肉体的なストレスと精神的なストレスがあります。
まずは肉体的なストレスから例にあげていきましょう。
デスクワークの方の場合、長時間同じ体制でパソコンや書類整理をしていると思います。その場合、肩や腰を大きく動かすことがなく、疲労が溜まっていきます。また、モニターや書類の文字を見続けると目に負担が掛かってきます。
外での現場作業などをしている方には、肉体的な負担はもちろん、環境的な負担も加わってきます。炎天下の中、極寒の中作業をしていたりすると、人間は環境に順応する人間ですから、暑さや寒さに慣れようと体に負担がかかります。
こういった体に直接的にかかる負担が肉体的ストレスです。
精神的なストレスは、みなさんが一番い思い浮かぶ「ストレス」でしょう。人間関係がうまくいかない、仕事でつまづいているなど、心にかかる負担が精神的ストレスです。
この肉体ストレスと精神ストレスはどちらの負担が大きいと思いますか?
肉体ストレスvs精神ストレス
結論から言いましょう。一概には言えませんが、精神的ストレスの方が負担が大きいと言われています。
肉体的ストレスの場合、先ほども述べましたが人間は環境に順応する生き物です。例えば酷暑の中動くことは初めのうちはとてもストレス値が高いです。しかしながら、長期間同じ環境にいるとそれに体が慣れていき、ストレスと感じる値が減っていきます。
逆に精神的ストレスは順応することがとても難しいのです。例えば嫌な人と長期間過ごす精神的ストレスは慣れることなくどんどん積み重なっていくそうです。「わかるー!」という方がほとんどではないでしょうか?
しかも脳は出来事と感情をセットで記憶してしまうので、過去の嫌な経験を思い出した時にまたそれがストレスとなるのです。嫌いな人にされたことを思い出すとストレスになりますが、暑かった夏の日を思い出してもストレスにはならないのです。
ストレスに対抗するには
これには諸説ありますが、色々な意見や文献を元に私個人が行き着いた対処方法を参考までにお伝えしましょう。
それは「自分は弱い」と自覚することです。私自身は今まで強がって生きてきました。辛いこと辛くない。嫌なことは嫌じゃないと言い聞かせていました。しかしながらそれではいつかパンクしてしまいます。
まずは自分は弱いと自覚しましょう。自分が弱いと自覚すれば、その弱さに対してどう対処すれば良いのか考えることができます。そうやって対処法を考えて様々なことを乗り越えていくうちに、大元のストレス耐性が強くなり、人間的に成長することにつながります。
強がらずに、まずは自分を冷静に分析し、自分がどれぐらいのことなら耐えれるのか?を知り、ストレスに対するマネジメントをしていきましょう。
ストレスマネジメントで悩んでいる方に少しでも参考になれば幸いです。偉そうなことを言いましたが、私もまだまだ成長途中です。一緒に成長していきましょう!