事務局通信

風邪をひきやすい人が考えるべきこと

いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。

まだまだ寒い日が続きますね。「風邪を引いてしまった」という人も少なくないと思います。
今回は風邪をひきやすい人が考えるべきことをお伝えします。

そもそも風邪とは

風邪とは、原因の80〜90 %がウイルスの上気道感染症であり、主な影響は鼻に現れる。咽喉、副鼻腔、喉頭も影響を受ける可能性がある。
症状はたいてい感染後2日以内に発生する。症状としては、咳、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、鼻閉、頭痛、発熱、嗄声などが現れる。患者の多くは回復まで大抵7〜10日間を要し、一部の症状は3週間まで継続しうる。 Wikipediaより

要するに、ほとんどがウィルス感染であるということです。
感染症ということは、免疫力に関係してくるので、風邪をひきやすいということは、自律神経が大きく関わってくるのでは?ということが見えてきますよね。

風邪をひきやすい人の特徴

風邪をひきやすいと言っても、様々な要因があります。
疲労の蓄積や睡眠不足、生活習慣の乱れ、栄養の偏り、ストレス過多、加齢、隠れた病気の可能性などなど。一概にこれが原因とは言い切れませんが、こう言ったことが重なり、免疫力が低下することによって風邪を引いてしまうのです。

つまり風邪をひきやすい人は何らかの原因で免疫力が低下しているということになります

自律神経と免疫力は大きな関係がある

自律神経には交感神経と副交感神経があります。
副交感神経が優位な時は抗体を作って抗原を攻撃する白血球の一つである、リンパ球の比率が上昇します。このリンパ球が免疫反応の司令塔となり、体内に入ってきた異物をやっつけてくれるのです。

リラックスしている時、寝ている時はウィルスが体内に侵入するリスクが上がるため、通常副交感神経優位となり、ウィルスに強いリンパ球を増やしてそれらに備えるのです。
しかし自律神経が乱れ、リラックス中や睡眠時に交感神経が優位だとこのリンパ球が足りなくなり、風邪を引いてしまうのです。

つまり風邪をひきにくくするためには?

風邪をひかないためには、免疫力を高める必要があります。そのためには規則正しい生活やバランスの良い食事、質の良い睡眠といった当たり前のことが必要なのです。

正しい生活をしていると自律神経も整いますから、結果的に風邪をひきにくい体になります。

いつまでも同じ生活習慣ではダメ!

加齢とともに「風邪をひきやすくなった」という方もいるでしょう。それはきっと年相応の生活ができていないから。

悲しいですが、年を重ねると体力も落ちますし、免疫力も落ちます
例えば、「今まで5時間しか寝なくても十分回復していた」場合でも、年を重ねると5時間では足りなくなるのです。

「風邪をひきやすくなった」場合だけではなく、「疲れが取れなくなった」といった場合も同様です。

若い頃の生活習慣のまま年を重ねて元気な方もいますが、そういった方は若い頃から健康的で様々なことに注意して過ごしてきたという非常に勤勉で稀なケースです・・・

ここ最近で風邪をひきやすくなったパターンの方は、睡眠時間や食事など、生活習慣を一度見直してみてはいかがでしょうか?