事務局通信

冬の大敵。血行不良に抗おう

いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。
寒い地域では豪雪被害があるなど、冬真っ只中となりました。
これまでお伝えしてきた冬への準備はバッチリでしょうか?

今回は冬の大敵である血行不良について色々とお伝えしていきます。

血行不良による体への悪影響

気温が下がるにつれて、体内の血流も悪くなってきます。この血行不良により、どういった悪影響があるのか?まずはそこから見ていきましょう。

肩こり・首こり

代表的な症状は肩こりや首こりです。
座りっぱなしでのパソコン作業や、スマホの普及により現代病とも言われ、多くの方が悩まされている症状の一つです。
「寒くなくても肩こりはある」という声が聞こえてきそうですが、血行不良により肩こり・首こりが悪化する可能性が高くなります。これらが悪化すると頭痛やめまい・耳鳴りの原因にもなりますので、十分な注意が必要です。

便秘や下痢

血行が悪くなると当然冷えにも繋がります。冷えがひどくなると体の奥の内臓機能まで低下してしまいます。
筋肉と同様に内臓にも多くの血液が流れていますから、その流れが停滞すると当然機能は低下します。

消化機能がうまく働くなることで下痢になったり、腸の動きが悪くなることで便秘になったりします。排便機能が悪化するとさらに痔や、最悪のケースでは大腸がんにつながることもあります。

肌トラブル

冬の肌トラブルは血行不良も大いに関係します。
血液は全身に必要な栄養を供給する働きを持っており、肌細胞にも栄養を供給します。
肌細胞に必要な栄養素が届かなくなると新陳代謝に支障をきたし、ターンオーバーが遅れがちになってしまいます。
その結果、シミ・シワ・くすみ・肌荒れなどの肌トラブルが現れるのです。これらの症状は冬が終わっても続きますから、美容面で気を使っている方は血行不良にも着目してください。

血行不良の原因

まず一番は寒さです。寒さによって筋肉や血管が収縮し、血流が悪くなるというのが冬の定番です。また、その寒さによって交感神経が優位となり、これも筋肉や血管の収縮を促します。

手足の先が冷たい方がいると思いますが、それは血液がうまく流れていない証拠です。血流が隅々まで流れている方は冬でも手足の先に冷えは現れません。

長時間同じ体制でいることや運動不足も血行不良の原因の一つです。
寒さによる硬直に加え、長時間動かない状況というのは本当に最悪です。また寒さから動くのが億劫になり、体を動かさないことも大きな要因の一つです。

血行不良の予防策

生活習慣

まずは生活習慣を整えましょう。どんな症状にも言えることですが、生活習慣が乱れると自律神経のバランスが乱れます。自律神経のバランスが乱れると交感神経優位・副交感神経優位とどちらかに偏り、結果的に血行不良に繋がります。

朝は寒くて起きるのも辛いですが、頑張って早寝早起きを心がけ、十分な睡眠時間を取りましょう!

食生活

油っぽい食事は血液をドロドロにしてしまいます。時々食べる分には問題ありませんが、極端に揚げ物など、油っぽい食事ばかり摂ることはよろしくありません。

逆に血液をサラサラにするものは納豆、玉ねぎ、青魚などです。また水分不足も血液をドロドロにしてしまいますから、食事に加え、水分摂取も十分に行いましょう。

特に年末年始はお付き合いも増えますから、外食した分自宅での食事をヘルシーにしたり、お酒を飲んだ後や翌日はいつもより多めに水分を取るなどしてバランスを取るように心がけましょう。

まとめ

いかがでしたか?

血行不良は意外とバカにできません。中には毎年のことだから当たり前だと思っている方もいるでしょう。
しかし血行不良は個人の努力でどうにかなります。血行不良を克服すれば、実はとても快適な毎日が待っているのです。
この機会に今年は血行不良に思いっきり抗ってみてはいかがでしょうか?