いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。
朝晩と冷え込みだし、朝布団から出るのが辛い季節になってきました。
さらに本格的に寒くなってくると、エアコンやパジャマによって暖まり、逆に目覚めると布団がはだけていて風邪をひいた・・・といった状況もよくある話です。
今回はこれから気をつけたい寝冷えについてお伝えします。
寝冷えを甘くみてはいけない
寝ている時に何らかの理由で必要以上に体が冷えてしまうことを寝冷えと言います。寝冷えは当然ながら身体的な不調をきたします。
・風邪の初期症状(喉の痛み、咳、発熱、頭痛)
・肩こりや首こり
・腹痛、下痢 など
たかが寝冷え、されど寝冷えです。
寝冷えが続くと上記の症状が慢性化したり、免疫力が下がったり、そうなるとさらに大きな病気にかかるリスクも上がります。
夏によくある寝冷えですが、冬も気をつけなければなりません。そのために冬の睡眠を快適なものにするためのコツをお伝えします。
厚着は逆効果
寒いからといって、分厚いパジャマや、いつもより一枚多めにきて寝たりすることがあるでしょう。これは大きな間違いで、逆効果になるケースがあります。
厚着をすることで体感温度が高くなり、寝汗をかくようになります。その寝汗が冷えてしまい、結局体が冷えてしまいます。
また、暑さから無意識に布団を投げ出してしまい、寝冷えを引き起こすこともあります。
「冷やさないように」と気をつけたことが仇となるパターンです。
汗が出ない程度に暖かく
人は睡眠に入っていく時に体温が少しずつ下がっていきます。その際に汗が出ない程度の保温が一番快適な睡眠に繋がります。
快適な温度をキープすることに加え、部分的な保温も効果的です。
具体的には腹巻がベストアイテムです。
厚着をすることなくお腹から体を暖めてくれます。また、寝ている間に服がはだけてお腹が出ることを防ぎ、お腹の冷えを防いでくれます。
ただし、購入する際には締め付けが強くて長時間つけられないもの、素材がチクチクして不快なものなどを選ばないように気をつけましょう。
通気性と保温効果を兼ね備えた機能性の高いものもありますから、色々と探してみてください。
寝る前に体を内から温めておく
寝る時に身をつける以外には、体を内側から温める方法もあります。
内側から体を温めることは寝冷え対策だけではなく、快適な入眠に繋がり、質の良い睡眠を促し、疲労回復に繋がります。
一番は入浴
体を内から温めるのに一番良いのはやはり入浴です。シャワーではなく、湯船に浸かるようにしてください。
その際に熱いお湯だと芯から温まる前に出てしまいます。そうなると表面的なものになりますので、熱すぎない温度で、15〜20分程度浸かれるようにしましょう。
半身浴でも良いですが、逆に風邪を引かないように、上半身にタオルをかけて入るなどの配慮をしましょう。
体を温めるものを摂取
入浴に次には食事です。体を温める作用のあるものを食べたり飲んだりするようにしましょう。食べ物で言うと、「冬が旬の野菜」または「寒冷地で育つ野菜」です。
季節の野菜や果物というのは、その時期に合った作用を体にもたらします。冬が旬の大根、ゴボウ、里芋などの根菜は体を内側から温めてくれますので、積極的に夕食のおかずに使うようにしましょう。
飲み物だと定番は生姜湯でしょう。
これは多く語らずともご存知かと思います。冬に最強の飲み物だと個人的には思っています。
逆にNGなものはコーヒーや紅茶など、カフェインが多く入ったものです。紅茶の場合はハーブティーなど、睡眠を促すものもあれば、妨げるものもあります。よく分からない場合は、生姜湯を選べば間違いないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?まだそこまで寒さは厳しくありませんが、これから本格的な冬に向けて準備をするかと思います。その際に今回の情報がお役に立てれば幸いです。
体を冷やさず、快適な睡眠を取れるように準備をしていきましょう!