いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会事務局の山下です。
早いもので9月も終わりを迎え、少しずつ気温も下がってきました。
油断しているとあっという間に冬がやってきます。
冬を健康に迎えるために、今回は今からできる冬の準備についてお伝えします。
冬といえば風邪
冬になると流行ってくるのが風邪です。そしてその原因のほとんどがウィルス感染です。
ウィルスといえばコロナもそうですし、インフルエンザもウィルスです。こういった風邪のウィルスは200種類以上あると言われています。
ただ、ウィルスがいれば必ず感染するかといえばそうではありません。ウィルスに感染するにも条件があるのです。
風邪をひきやすい条件
風邪を始めとするウィルス感染には、感染しやすい条件というものがあります。一つずつ解説していきましょう。
環境的な要因
まず一番に冬に関連するところで言えば寒さや空気の乾燥です。
ウィルスは低温かつ、乾燥した空気中で増殖します。
また湿度が低いと飛沫が細かくなり、空中に浮遊する量が増えるので口や喉から侵入する確率が上がるため感染しやすくなると言われています。
日本の四季は素晴らしいものですが、冬になると気温湿度ともに低下しますので、こういった環境にならないように、室内を快適にしましょう。
肉体的な要因
次に風邪をひきやすい条件としてあげるのは、体の状態です。
人間には外部からのウィルスや菌から体を守るための抵抗力が備わっています。
しかしながらこのシステムも、大元の体が弱っていればうまく働かないことがあるのです。
極度に疲労していたりすると、まずは体力を回復させる方にエネルギーを割きますので、抵抗力が落ちてきます。
睡眠不足や偏った食事なども抵抗力が落ちる原因です。
睡眠不足、栄養不足になると、疲労時と同様に抵抗力に回すエネルギーが足りない状態になります。
また、冬のように寒い時期だと気温とともに体の方も冷えてきます。
体が冷えると、体温が通常より低くならないように筋肉を震わせたりして体温をキープしてくれます。
ここでもエネルギーを使いますから、当然抵抗力は下がります。
要するに、抵抗力に回すエネルギーがない状態だと、ウィルスに対する防御力が弱まり、風邪などのウィルス感染に陥るのです。
精神的な要因
体が全然疲れていなくても、心が整っていない状態も風邪をひきやすい条件に当てはまります。
冬は日照時間が短くなることから、セロトニンの分泌が減少します。
セロトニンはドーパミンやアドレナリンをコントロールして感情をコントロールする働きがあります。
セロトニンの分泌が減少すると気分が落ち込んだり、イライラしたりと精神の不安定につながります。
精神的ストレスが増えてくると免疫物質の分泌量が低下すると言われています。
そうなると当然風邪に対する抵抗力が落ち、ウィルスに感染してしまうのです。
冬に向けて対策
快適な環境整備
ウィルス感染を予防するためには室温20〜25℃、湿度は最低でも40%以上はキープするようにしましょう。
エアコンだけだと湿度の低下を促してしまいます。
ただでさえ乾いた空間がさらにカラッカラになってしまいます。
ですので加湿器などで湿度のコントロールもするようにしましょう。
最近ですと100均でも売っていたりしますし、濡れタオルを部屋に干すだけでも全然違います。しっかりと室内の湿度を保ちましょう。
十分な休息とバランスの良い食事をとる
これはどの記事でも伝えていることです。
日々の疲れはその日のうちにを取るようにし、食事は少しでも良いのでバランスを考えて摂るようにしましょう。
今日の食事が明日の体調を左右するといっても過言ではありません。
健康でいたいのであれば、質の良い睡眠、しっかりと入浴、バランスの良い食事。この3つはマストです。
日光を浴びる
前述の通り、冬は日照時間が短いため、意識しないと日光を浴びれません。
過去の記事で日光浴について記載していますので、そちらを参考に毎朝日の光を浴びるようにしてください。
注意点としては、室内で日光を浴びる場合は、必ず窓を開けること!
窓ガラスにはUVカット機能がありますので、窓越しだとビタミンDを生成するために必要な紫外線がカットされ、ただ日焼けをするだけです。
朝起きて空気の入れ替えるために窓を開け、ついでに日の光を浴びるのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?当たり前ですが、新型コロナ対策にもこれらのことは当てはまります。
環境整備はともかく、体と心を整えるということは一朝一夕のものではありません。ある程度の時間が必要なのです。
そのために、本格的に寒くなる前から諸々準備を整えておきましょう!