事務局通信

これからの時期に自律神経を疲れさせる3つの要因

いつもご愛読ありがとうございます。一社)日本自律神経整体協会 事務局の山下です。
梅雨に入ったとはいえ、日によっては30°を越える日もあり、本格的に暑くなる季節が近づいています。

今回は夏に自律神経を疲れさせる原因についてお伝えしていきます。

大きな要因は3つ


夏に自律神経を疲れさせる要因として、これから述べる3つのことが大半を占めます。

1.夏の暑さ

夏といえばこれでしょう。前回記事でもお伝えしましたが、人間は環境に合わせて体を調整する機能が備わっています。その調節機能を司っているのが自律神経です。

暑さが続くと汗を出して体内の熱を放出したり、皮膚温度を調整して暑くても体調が崩れないようにしてくれます。

あなたは一日中休憩なしで働けますか?それは難しいですよね。それでも自律神経はあなたが体調を崩さないように限界を超えて夏の暑さに耐えれるように体内機能を調整つし続けてくれています。

つまり暑いときは自律神経がたくさん働かなければならず、負担がとても大きくなります。そうなると自律神経の機能はパンクし、結果的にうまく体温調整ができなくなったり、体を休ませることができなくなり、体調が崩れてしまうのです。

2.夏に最も多くなる紫外線

7月~8月は紫外線が最も多くなる時期です。紫外線は皮膚にダメージを与えていることは有名です。それ以外に目から入ることで脳に刺激がわたって、交感神経を優位にする働きがあります。紫外線が強ければ強いほど、脳にわたる刺激も多くなり、より交感神経優位になってしまいます。

交感神経が優位になりすぎると、活動的な状態となります。その結果、体が緊張状態となり疲労が溜まります。さらに、休息がうまく取れなくなりますので、その疲労も取れないといった悪循環に陥ってしまうのです。

3.家と外の急激な寒暖差

気温が高くなると当然エアコンを使用します。室内や車内はエアコンによりとても涼しく過ごしやすいのですが、外に出る機会、出なければならないことが必ずあると思います。

冷えた室内から急に暑い外に出ると、自律神経は慌てて暑さへの対応をしようとします。朝方から徐々に気温が上がる場合はそこまで問題ありません。自律神経もゆっくりと外気温に対応してくれます。しかし急に暑くなると話が違います。

この急激な温度変化は自然界ではありえない現象なので、それに対応できるように人間は作られてません。なので当然自律神経への負担は大きく疲弊してしまいます。

3つの要因への対策方法

暑さへの対策

体の体温調節機能に頼りきらず、自分自身でも暑さに対する対策をしましょう。
なるべく涼しい服装をとり、帽子や日傘を使用して、直射日光を避けるようにしましょう。可能であれば暑い時間は外に出るのをなるべく控え、午前中や夕方以降に用事を済ませることができるのであればそうした方が良いでしょう。

紫外線対策

暑さ対策と同様に帽子や日傘を利用して、直射日光を避けましょう。なるべく影を作ることで目から入る紫外線を少なくすることがポイントです。サングラスもあればなお良いでしょう。

女性は特に日焼けを気にすると思いますので、夏でも長袖や長ズボンを着用すると思います。それは紫外線対策には良いのですが、暑さがこもる場合もあります。

最近では当たり前のように紫外線をカットする素材が使われています。さらには遮熱、遮光素材なんていうものもあります。機能的であればあるほど価格が上がるかもしれませんが、体の方が大事です。そこの予算はケチらず、しっかりとした素材のものを選んで着用しましょう。

寒暖差対策

冷やしすぎると体が寒さに対して順応しようとしますので、エアコンの温度を26~27°ぐらいに設定しましょう。

エアコンを使用しないで済むなら使用しないに越したことはありません。窓の外にすだれを使って室内の気温を下げたり、扇風機で凌ぐなど、エアコン以外の暑さ対策を講じましょう。極端に暑いときは仕方ありませんが、なるべく使わないように過ごせる工夫が大切です。

今の時代はエアコンが当たり前で、一年中快適な気温で過ごすことができます。それはとても素晴らしいことなのですが、暑さ寒さに弱い子どもが多くなっているのも事実です。適度な暑さを日頃から体験させることで、いざ猛暑になった時に対応できる体が作られます。

※だからと言って猛暑の中でエアコンを使わないと逆に命の危険もあるので、適度に行ってください。

まとめ

いかがでしたか?梅雨に入ったーと思えばあっという間に夏本番を迎えます。梅雨は雨によって比較的涼しくなります。その涼しいうちに暑さへの対策、体づくりをして、自律神経に対する負担を減らせる準備をしましょう。梅雨という夏への準備期間をしっかりと活用し、暑い夏を元気に過ごせるようにしましょう。