ブログ 【癒しの効果をもたらすC触覚線維】 jiritsu-admin 2020年6月24日 ツルツルやザラザラなどの 表面の物理的な触覚情報は Aベータ線維という 太い神経線維を伝って 脳へと届きます。 触れるスピードが速いほど 神経は興奮し、 そのスピードが速い事を 脳に知らせています。 それに対してC触覚線維は 1秒に5㎝前後の速度で触れた時に 最も興奮し、 それ以上でもそれ以下でも 興奮しなくなる。 そして、細い神経線維を伝って 脳へとゆっくりした速度で届き、 呼吸や血圧など生きるのに 必要な部分を司る脳幹や、 感情に関わる扁桃体、 自律神経やホルモン調節を司る 視床下部、情動や空間認識を感じ、 自己とも深く関わっている島皮質、 意思決定や感覚の統合をする 役割をしている 眼窩前頭皮質など広い範囲に届きます。 こうした脳部位を刺激することで、 体全体の体温や免疫力など 全てを一定に保つホメオスタシスや ストレスを受けた時に生じる変化を 元に戻すアロスタシスを 一定に保つ働きをしています。 このC触覚線維こそが 心身の癒しの効果をもたらす 最大のメカニズムになります。 自律神経 C触覚線維